私が行こうとする国

民主主義は理念ではなく、日々の制度であり、生活の環境である。
そして私にとってそれは、どこへ行くか、どこへ行かないかを決めるための現実的な尺度でもある。

民主主義国家のチェックリスト
民主主義国家であるかどうかを判断するために、私は以下の点を基準として考えている。

1.基本的人権と自由

言論の自由が保障されているか。
報道の自由が確保されているか。
政権批判が自由に行えるか。
市民が萎縮することなく政治的な意見表明や活動を行えるか。

2.政治制度の公正性

公正な選挙が定期的に行われているか。
野党が実質的に活動でき、平和的な政権交代が可能であるか。
議会が透明性を保ち、制度として機能しているか。

3.権力の分立と制限

独裁的な統治が行われていないか。
特定の一族や集団に権力が恒常的に集中していないか。
権力の世襲が常態化していないか。
軍部が政治に介入していないか。
(立憲君主制を含む国において)王室が政治に過度な影響を与えていないか。

4.司法・行政の独立性と健全性

裁判所が独立し、公正な裁判が行われているか。
公安機関や行政機構が法に基づいて機能しているか。
政治腐敗が構造化しておらず、抑止や是正の仕組みが働いているか。

私は、民主主義と呼ばれる国へ行こうとしている。
その対極にある権威主義国家には、少なくとも今のところ行こうとは思わない。


民主主義国家とされる国々

以下は、The Economist Intelligence Unit(EIU)が2025年2月に発表した
「Democracy Index 2024(2024年時点)」を参考にしている。
ただし、順位や数値そのものを評価する目的ではない。

1 ノルウェー 9.81
2 ニュージーランド 9.61
3 スウェーデン 9.39
4 アイスランド 9.38
5 スイス 9.32
6 フィンランド 9.30
7 デンマーク 9.28
8 アイルランド 9.19
9 オランダ 9.00
10 ルクセンブルク 8.88
11 オーストラリア 8.85
12 台湾 8.78
13 ドイツ 8.73
14 カナダ 8.69
15 ウルグアイ 8.67
16 日本 8.48
17 イギリス 8.34
18 コスタリカ 8.29
19 オーストリア 8.28
20 モーリシャス 8.23
21= エストニア 8.13
21= スペイン 8.13
23= チェコ 8.08
23= ポルトガル 8.08
25 ギリシャ 8.07
26 フランス 7.99
27 マルタ 7.93
28 アメリカ合衆国 7.85
29 チリ 7.83
30 スロベニア 7.82
31 イスラエル 7.80
32 韓国 7.75
33 ラトビア 7.66
34 ベルギー 7.64
35 ボツワナ 7.63
36 リトアニア 7.59


グレーゾーンと、行かない国

同じ指標に基づき、民主主義としてはグレーゾーンに位置づけられる国々もある。
これらは状況や地域によって評価が揺れ動いており、今後の変化も含めて考える余地がある国々だ。
出典同上
インド
ブラジル
マレーシア
インドネシア
コロンビア
ブルガリア
北マケドニア
タイ
セルビア
ガーナ
アルバニア
スリランカ
シンガポール
ガイアナ
レソト
モルドバ
など
ここまでが、行く可能性のある国々

一方で、権威主義国家と分類される国々については、
少なくとも現時点では、私が訪れる可能性は低い。

以下が,まず行かないだろう国(権威主義国)
アフガニスタン(スコア:約0.25/167か国中最下位)
ミャンマー(約0.74)
中国
北朝鮮(約1.08)
中央アフリカ共和国(約1.18)
ニジェール(約2.26)
ベネズエラ(約2.25)
ロシア(約2.03)
ベラルーシ(約1.99)
エリトリア(約1.97)
イラン(約1.96)
イエメン(約1.95)
コンゴ民主共和国(約1.92)
赤道ギニア(約1.92)
チャド(約1.89)
タジキスタン(約1.83)
ラオス(約1.71)
トルクメニスタン(約1.66)
スーダン(約1.46)
サウジアラビア(約2.08)
キューバ(約2.58)
カメルーン(約2.56)
マリ(約2.40)
リビア(約2.31)
ガボン(約2.18)
ジブチ(約2.70)
など 出典同上

これは理論ではなく、私自身がどこへ行き、どこへ行かないかという、きわめて個人的な実践である。

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