時間は、宇宙との関係抜きには語れない

1日の長さは一定ではない。地球が自転するのに要する時間は日々わずかに変化し、地球が生まれた頃の1日はわずか 5時間 だったと言われている。
同様に、1年の長さも変わる。別の言い方をすれば、地球が太陽を一周するのに必要な時間は、長いスケールで見ると 年々わずかに増えている

そして私たちは、1秒・1分・1時間という区切られた時間の単位の中で生きている。

速度は観測する立場によって変わる相対的な量だが、光の速度だけは変わらない
光速のかなり大きな割合で進む宇宙船の中では、時間は地上よりゆっくり進む。たとえば光速の50%で飛ぶ宇宙船では、地上の1秒に対して船内では約0.87秒しか経たない。言い換えれば、同じ1秒でも宇宙船の乗組員のほうが0.13秒だけ「若く」いられるということになる。速度が光速に近づくほど、この差は大きくなる(特殊相対性理論)。

また、スカイツリーの展望台で80年暮らすと、地上よりほんのわずかだけ歳をとる(一般相対性理論)。重力を生む天体の質量が大きいほど、そしてその近くにいるほど(この場合地上)、時間はゆっくり進む

さらに、ある人にとって「同時に起きた出来事」でも、別の人にとっては同時ではないことがある。
同時性すら、観測者によって変わる。

0.13秒若いとかほんのわずかだけ歳をとるとか、そうした差は取るに足らない。だが、こうした事実は、メタファーとして読むだけの話ではない。時間はそもそも、物理的にも一様に流れているわけではないのだ。

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