ホモ・サピエンスはいつまでいられるのか③ 自らを滅ぼすか?

猿人、原人、ネアンデルタール人、デニソワ人などは消えた。現在存在するのはホモ・サピエンスだけである。ネアンデルタール人やデニソワ人は、ホモ・サピエンスとの交雑によってDNAを残した。しかし、なぜ彼らが独立した集団として消えていったのかは、単純には説明できない。
ホモ・サピエンスはある人種を滅ぼそうとした、しているかもしれない一方で、インディジネスピーポー(indigenous people)を護る運動があるのも事実だ。

欲がホモ・サピエンスを科学技術面で現在の高みに上げたかもしれない。そして、その科学技術は、人類をも危険に晒すレベルにまで到達しているのかもしれない。

しかし、ここでも矛盾する運動が同時に起きる。環境を破壊しながら保護する。攻撃しながら止めようとする。私たちが矛盾する種であることは否定できないだろう。

これらの均衡が崩れない限り、ホモ・サピエンスは、自らを滅ぼすことはないのではないか?先のことはわからない。均衡が崩れ、攻撃が勝り、その結果自らを滅ぼすことになるかもしれない。

自然消滅であればいいということでもない。変化はどうしても起こるのも確かなようだ。ただ、急激な変化は好ましくなさそうだとも言えそうだ。何を持って「急激」と判断するかはともかくとして。

何が正しくて何が間違っているか難しいが、その時その時、英知を絞って判断し決断していくしかないのではないだろうか?

滅ぼす力だけでなく、それを止めようとする力も、ホモ・サピエンスの中にある。

人類が最終的にどうなるかを、私たちは知ることができない。考えることができるのは、せいぜい自分たちが生きている時間の中で、何を選ぶかということだ。

地球には何十億年という時間がある。一方、私たち一人の人生はせいぜい100年ほどだ。0の数が7つも違う。

ホモ・サピエンスという種の行方は、それとはまったく異なる時間軸にある。

自らを滅ぼすのか。滅ぼさないのか。
おそらく、矛盾する力の均衡を取りながら生き延びていくのではないか。

だが、わからない。